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ノースウィング:山椒は小粒でピリリと辛い

2018/ 07/ 14
ノースウィング
                 

4大メーカーとはひと味違う、個性的なハンググライダーを作り続けている小さなメーカーがアメリカにあります。
ノースウィング
1996年創業。ワシントン州シェランに本拠を置く、ハンググライダーとトライクのメーカー。
創業者のカムロン・ブレビンスは「デルタウィング」や「パシフィック・エアウェーブ」で設計やテストパイロットを務めた後、独立してノースウィングを設立しました。USHGMA(米国ハンググライダー工業会)で認証試験にも携わっており、その経験をいかして機体を設計しています。

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ノースウィングの機体設計には一貫したコンセプトがあります。
それは「ハンドリングが良く、飛んで楽しいこと」です。
特に、低速時にも繊細なコントロールが効くことを重視しています。

ノースウィングが本拠を置くワシントン州シェランは、夏にはダストデビルが多数発生するハードコンディションのエリアで、機体の安定性と操縦性が、文字通り死活問題になります。
ノースウィングでは、ピッチとロールのバランス、穏やかな失速特性など、独自の厳しい基準を設けており、設計の段階でこれらをクリアしたものだけを製品化しています。
ノースウィングの機体には、技量に合わない機体に乗って苦労するのではなく、操縦のしやすい機体でハンググライダー本来の楽しさを思い出してほしい、という設計者の想いが込められています。

現在、日本では2機種を発売中。
追記:2018年現在、取り扱いは4機種に増えました。
初めての高高度フライトにも使えるダブルサーフェイス機「パルス
スポーツクラスのシングルサーフェイス機「フリーダム
キングポストレス・シングルサーフェイス機(サイドストラット)「フリーダムX
高性能キングポスト機「リバティー
いずれもテイクオフ・ランディングがとても楽で、空中での操縦が軽く、上げやすい、ランディングしやすいと、日本代表クラスのパイロット達からも絶賛をいただいています。

大メーカーのように入門機から競技機までのフルラインナップにこだわる必要もなく、パイロットにとっての乗りやすさと楽しさを追求した機体を作っている、小さくても個性的なメーカー。それがノースウィングです。「山椒は小粒でピリリと辛い」といったところでしょうか。

最後に、ノースウィングの本拠地シェランがどんなエリアかわかる記事をちょっと載せておきます(「FLYAIR」16号 2002年10月発売)。2002年の世界選手権、私が初めて日本代表チームのサポートで参加した大会でした。

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